懐かない猫をスリゴロにする方法
猫と暮らしたけれど、なかなか近寄ってきてくれない、避けられているようで困っているなんてことも。
知らず知らずのうちに猫が嫌がる行動を取っていたり?
猫とうまくいかなくなっている原因は、実は飼い主自身にあるかもしれません。
「猫が懐かない」と悩んでいる飼い主は、懐かない原因から考えてみてください。
手遅れになる前に改善すれば、飼い主に懐いてスリゴロしてくれるようになります。
絶対にやってはいけない行動
叩く
しつけのためと猫を叩いたりしていませんか。
絶対にダメ!!!
叩くことはしつけのためといっても、猫にとってはただ嫌な事をされたとしか感じません。
猫のしつけについてはサイトで見かけますが、中には叩くような事を推奨している場合もあります。
これだけは言えます!
決して叩くことで良い効果は得られません。
懐かないと悩んでいるのに、更に溝が深まっていってしまいます。
最悪の場合には心の病気になってしまうことも。
呆気なく猫との信頼関係が壊れてしまいますので、叩くことは絶対にやめましょう。
追いかけまわす
猫が逃げるのは、驚いたり、嫌なことがあったからなど恐怖を感じているときです。
それを追い掛け回したらどうなるでしょうか??
さらに恐怖心を与えることとなります。
猫同士が追い掛け回しているのとは違います。
猫にとって「人は巨人」です。
『進撃の巨人』状態で追い掛け回されたら、それはそれは震えるほど怖いでしょう。
逃げてしまったなどの追わなくてはいけないなどのやむを得ない場合以外は、追いかけることはやめましょう。
猫が嫌がる行動
大きな物音や声
理由
人間界でも騒音が原因で、トラブルになることが度々あります。
特に耳がいい猫は人の数倍の音を聞き分けることができるため、騒音がストレスの原因となります。
大きな声で話しかけられるのは、騒音そのものであり、その場にいるのも嫌でしょう。
また生活音であっても、掃除機の音やドライヤーの音なども猫には怖いものです。
対策
掃除をかけたりする場合、避難させることができる場所があれば避難させてあげましょう。
基本的には大きな物音を立てずに静かに過ごしましょう。
大きな声で話かけるのではなく、ささやくように話かけてみましょう。
猫がうっとりして飼い主の虜になるかもしれません。
低い声
理由
猫は喧嘩をするときに、威嚇の「シャー」の後に攻撃体制になると低い声で「ニャー」と野太い声で臨戦態勢に入ります。
低い声で話しかけられた猫は、相手が攻撃体制になっていると勘違いをしてしまい、恐怖を感じるかもしれません。
人間の赤ちゃんもお父さんの声が低くて、あやしていても泣いてしまうことがあります。
低い声は人間と動物も、共通して怖いものといえるでしょう。
対策
猫に話しかけるときは、なるべく高い声で話かけるようにしましょう。
いつもの声より気持ち高めのトーンで話すだけでも効果があります。
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、懐かれるためだと思ってトライしてみてください。
無理に抱く
理由
警戒心が強い猫は、そもそも抱きしめられることが好きではありません。
抱きしめられることで、逃げられない状況が続くので恐怖心が生まれます。
気づかないだけで、実は止めてのサインを出しているかもしれません。
押さえつけて抱っこしても、絶対に猫はいい気分ではありません。
対策
その猫にもよりますが、心底抱くのが嫌いな猫の場合は、必要なとき以外抱くのを控えましょう。
膝に乗ってきたりしても、抱いたり撫でたりせずに我慢することで安心感を与えられるかもしれません。
無理に押さえつけて抱っこをすることだけは、嫌われる行為なのでやめましょう。
構う時間が長い
理由
猫はわがままかもしれませんが、自分が撫でてほしい時だけ撫でてもらえればいいのです。
飼い主がよかれと思って撫でていても、要求以上に撫でられることは苦痛です。
急に怒って噛みついてくる場合もありますが、そうなる前に止め時を見極めなければいけません。
対策
猫が満足した時点で構うのをやめましょう。
もし去っていく用であれば追わずに、寂しいですが撫でる時間は終了と考えてください。
合図がなくても、猫が満足する前にやめてみるのもありです。
満たされていない状態であれば、もっと撫でてと寄ってくるかもしれません。
そうなれば猫と親しくなるチャンスです。
構うタイミングが悪い
理由
当たり前のことかもしれませんが、猫は食事中やトイレ中に構われることは嫌がります。
うとうとして寝に入ろうかなとしているときも、猫によっては実は構われたくない時なのです。
日向ぼっこしていてのんびりしているときも、構われたら少しうっとうしいかもしれません。
対策
猫は寝ているときが構うときのベストタイミングです。
そっと近づいて、起きないように撫でてあげましょう。
猫は警戒心が強く熟睡しないので撫でられていることに気づいているはずです。
ベストなタイミングで構うのが、猫との距離を縮めるのに効果的です。
苦手なニオイがする
理由
猫の嗅覚は犬ほどではないが、人間に比べたら高性能です。
嫌いなたばこや香水のニオイがきつすぎる場合は、近づいて来ないです。
デオドラントや洗剤、柔軟剤も人にいい匂いに感じても、猫にとっては苦手なニオイの場合があります。
対策
たばこは吸った後すぐに構うのはやめ、少し時間がたってから近づきましょう。
無臭の消臭剤でニオイを消すのも効果的です。
香水をつけているときは猫に近づかないようにしてください。
デオドラントや洗剤、柔軟剤は無臭に近いものを選ぶと良いでしょう。
目を合わせ続ける
理由
猫は喧嘩をするときに目を合わせ続けて威嚇をします。
目を合わせ続けることは敵対関係になり、飼い主が敵と認識されてしまうかもしれません。
対策
目を合わせたらそらすようにしたり、興味ないそぶりをしてください。
猫はゆっくり目をつぶることが愛情表現となります。
目があったときにゆっくり閉じてみると友好関係に効果的です。
ウィンクをすれば、猫も瞬きを返してきているのが確認できるかもしれません。
高い位置から撫でようとする
理由
高いところから撫でようとすると、猫は叩かれると思います。
そんなつもりがなくても猫と人では解釈の仕方が異なります。
頭を撫でようと手を伸ばしたら、避けられたりしていませんか。
対策
猫を撫でるときは、頭を撫でようと上から振り下ろすのではなく顎を撫でるように下から手を出すといいでしょう。
鼻を擦り付けてきたら、ご挨拶をしているので友好的な関係を気づけるかもしれません。
頭でけではなく、猫は顔の回りの顎や頬なども撫でられるのが好きなので、そのまま撫でてもいいでしょう。
猫に好かれるのはこれが一番
猫に懐かれたいなら、嫌な行動をしないことが大事です。
何よりも好かれるためにすることは、遊んであげることです。
猫は遊んでくれる人が大好きでストレスの発散となります。
毎日数分でもいいので、思いっ切り遊んであげるようにしましょう。
遊んであげる時間が多いと懐かなかった猫も不思議と懐くようになります。
もしそれでもダメなときは、最終手段のおやつ大作戦で距離を縮めてみてください。
お留守番できた時など、ちょっとしたご褒美であげるようにしてみましょう。
まとめ
『嫌いな行動はしない』
- 絶対に叩かない&追い掛け回さない!!!
- 静かに近づいて、大きな音を出さない
- 語りかけるように高い声で話かける
- 無理に抱くのはやめる
- 構う時間は猫のペースに合わせる
- 構うタイミングは寝ているときがベスト
- 臭いのはNG!ニオイ対策をする
- 敵ではないのでじっーと目を合わせないようにする
- 撫でるときは下からそっと手を出してみる
『好かれる行動をしよう』
- とにかく思いっきり遊んであげること(疲れすぎない程度)
- 最終手段はおやつ大作戦
嫌われる行動を取り続けると猫は、人間自体が嫌いになってしまうかもしれません。
すぐに改善できるようならば、猫に好かれる行動を増やして嫌われる行動はやめましょう。