猫の噛み癖を治したい飼い主必見!悩む必要はありません
気持ちよさそうにしている猫を撫でていると急に「ガブっ」と噛みついてきます。
撫でられている途中で急に機嫌が悪くなったのでしょうか?
そうではなく感情が高ぶった結果かもしれません。
若いときは感情が高ぶりやすく、年を取るにつれて噛むことも少なくなります。
噛むのは飼い主が嫌いだからではなく、愛情表現の一種かもしれないので猫の気持ちを理解してあげることが大切です。
感情が高ぶって噛む
撫でているときに急に噛まれた経験はないでしょうか。
飼い主のことが嫌いになったり、機嫌を損ねたわけではありません。
「気持ちいい」「うれしい」と思っているうちについつい噛んでしまうのです。
撫でられてるうちに気持ちが高ぶってきて盛り上がり抑えきれなくなってきます。
抑えきれない感情が溢れ、何が何だかわからないうちにガブリと噛んでしまいます。
このような感情が豊かな猫は多くいるので、あまり心配する必要はありません。
少し過激な愛情表現ですが、そういう性格の猫だと割り切って受け入れてあげることが大切です。
猫が噛んできたときに飼い主が機嫌を損ねるのではなく、うれしさのあまり噛んできているのだと理解してあげることが重要です。
感情の高ぶりで噛むときの対処の仕方
猫が噛んでしまう性格であると受け入れることも大切ですが、対処の仕方を覚えておくことも重要です。
猫の行動によって対処の仕方が変わってくるので、猫の性格にあった行動をしてあげましょう。
噛んで正気に戻るタイプ
ガブリと飼い主の手を噛んだ後に、ふと正気に戻り「何かきまずい」と思うのかどこかへ行ってしまう猫もいます。
去るものを追わない姿勢で、構わずにそのまま放っておきましょう。
遊びモードなるタイプ
ガブリと噛んだ後に遊びモードに入り、ますますエスカレートしていく猫もいます。
飼い主が「このー!!」と思い、攻撃に転じることが無いようにしましょう。
猫はあくまでうれしくて気分が高揚しているだけなので、それを攻撃モードで対処されると飼い主がなぜ怒っているのかわからず戸惑ってしまうでしょう。
飼い主が攻撃モードになったことに驚き、パニックになってしまいさらに噛んでしまうことも考えられます。
猫が戸惑ってパニックになることもかわいそうですが、飼い主もけがをしてしまう恐れがあります。
噛まれたら、それ以上撫でたりせずに無視をすることが猫との関係を壊さないために大切です。
甘えたいときに噛む
猫が噛みついてくるのは、迷惑な話かもしれませんが愛情表現の一種でもあります。
猫は「遊ぼうよ」と構ってほしいときにも噛んでくるのです。
飼い主を仲間とみなし始めた若い猫に多くみられる行動です。
衝動的に噛んでいるので悪いことではなく、止めさせる必要はありません。
噛むのをよくないと叱って無理やり止めさせると、人を仲間だと見なすことを止めてしまいます。
せっかく芽生えた猫との友情を壊してしまいますし、猫にとってもかわいそうです。
成長期の猫たちは、四六時中誰かに飛びついて、噛みついているものなのです。
猫は「遊ぼうよ」のサインを出していて、飼い主が振り払ったりすればOKのサインになります。
更に高揚して、飼い主に何度も向かってくるでしょう。
構ってほしいときの対処の仕方
「構ってほしい」「遊んでほしい」というサインなのですから、期待に応えてあげてください。
じゃらし棒を上手に使って、これでもかというくらいいっぱい遊んであげましょう。
1匹で猫を飼っている場合は、飼い主のことを親猫や兄弟猫と認識するものです。
一緒に遊んであげることが大切で、一緒に遊ぶことで飼い主と猫の間に絆が生まれます。
遊べば遊ぶほど、絆が深くなり猫とよい付き合いができるようになります。
嫌な時に噛む
撫でられたくないお腹などを撫でたときや、無理やりに抱っこしたりすると噛んでくることもあります。
突発的に「やめて」というときに噛んでくることがあるので、その時はすぐにやめてあげましょう。
嫌がるのを続けたり、追いかけたりすることはしないようにしましょう。
猫とのいい関係を続けるには、引き際が肝心です。
間違った対処
猫は犬と違い、集団で過ごすことがないため叱っても効果がありません。
猫の気持ちを考えずに暴力などで解決しようとしたりすることは止めてください。
効果がないだけではなく、猫との関係に溝を作ってしまうので止めましょう。
<やってはいけない対処>
- 叩いたり、蹴ったりする
- 噛んだら指を口の中に押し込む
- 鼻ピン(鼻を指ではじく)
- 霧吹きで顔に吹きかける
- 目をじっと見つめて睨みつける
噛み癖を治すには
噛み癖は1歳になったら手遅れとも言われていますが、若い猫にみられる行動で成長することで自然となくなるものです。
興奮して噛んだり、甘えて来て噛んだりするのをやめさせるには「無視をする」ことが効果的です。
反応せずに「噛んでも効果がない」と思わせるように家族で徹底しましょう。
噛まれても「痛い」など何も反応せずに猫の前から立ち去りましょう。
甘噛みを知らない猫の噛み癖を治す
甘噛みを知らずに、けがをするほど強く噛むようであれば噛み癖を治す必要があります。
強く噛んできたときに「痛い」と声を出してすぐにその場を立ち去りましょう。
猫同士で甘噛みを覚えるのは、噛んだ相手の鳴き声でこれ以上噛んではいけないと認識します。
1ヵ月くらいで親元から離された猫は甘噛みを知らないので、教えてあげましょう。
甘噛みを覚えてもらうのは一朝一夕では難しいので、時間をかけてゆっくりと教えてあげましょう。
まとめ
猫が噛んでくるときのほとんどは飼い主のことを嫌っているわけではありません。
猫の成長と共に自然となくなっていくことなので、今の時期にしか見れない行動と捉えて多めに見てあげましょう。
飼い主が怒ったり攻撃モードになったりすることは、関係を壊してしまうのでやめましょう。
猫の気持ちを理解して上手に付き合っていきましょう。