猫のケガや事故の対象と応急処置
愛猫の緊急事態にどのように対応できるかがとても重要になってきます。
飼い主が対象方法を知っているか、知らないかで大きな違いです。
もしもの時は冷静に正しい方法で対処しましょう。
猫が暴れて、応急処置が難しい場合は獣医に電話して処置の支持を仰ぎましょう。
応急処置はあくまで一時的なものです。
すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
猫がおぼれた時
意識があるかを確認する
おぼれた時は肺にまで水が入っている可能性があります。
意識がある場合は、体の水気をふいて温めてください。
意識がない場合は、さかさまにして肺に入った水を出さなければなりません。
呼吸が止まっている場合は、人工呼吸をしましょう。
さかさまにして水を出す
後ろ足を片手で持ち、空いている手で胴を支えてさかさまにします。
そのまま20秒ほどさかさまの体制します。
そこで水が出ればいいですが、出てこない場合には軽く横に揺らします。
気道の確保をする
呼吸が止まっていて、心臓が動いている場合には人口呼吸をしましょう。
手で猫の口を押えて首を伸ばし、気道の確保をします。
鼻から息を3秒程度送り、胸部が膨れるまで息を吹き込みます。
猫が自分で呼吸がでいるようになるまで繰り返します。
病院に連れて行く際は気道を確保するために、できる限り首を伸ばして連れて行きましょう。
骨折した場合
骨折したときの状態チェック
★足を引きずっている
★歩き方がおかしい
★関節が異常に曲がっている
★骨が変形・露出している
★出血があるかないかを確認する
骨折かも!というときの対処法
骨折に気が付いた場合には、神経や血管を傷つける恐れがあるのでできる限り安政にします。
病院に連れて行っても猫が動かず、症状がわかりにくい場合があるのでスマホ等で動画を撮っていくといいでしょう。
出血
水道水で細菌を洗い流す
まず傷口に異物が入っていないかを確認します。
あればそれを取り除き、水道水で患部を洗い流します。
毛の長い猫の場合は、傷口の周りの毛を短くしてから行うとより効果的です。
そのあと、乾いたガーゼで上から押さえて圧迫させて止血します。
血が止まらにようであれば、圧迫しながら病院へ連れて行ってください。
熱中症
初期の症状
・ぜーぜー舌を出して口で荒く息をしている。
・よだれを垂らしている
熱中症の処置
エアコンの風が直接当たらないような涼しい場所に猫を移します。
タオルでくるんだ保冷剤をお腹にあてるのも効果的です。
タオルでくるんで水をかけても構わないでしょう。
水が飲めるようならすぐに飲ませてあげましょう。
とにかく体温を下げることが大切です。
病院に連れて行くときは、キャリーバックのそこに保冷剤を敷きその上に寝かせて連れて行くといいでしょう。
熱中症の対策
真夏に閉め切った室内や社内などにいることで、急激に体温が上昇することにより起こります。
出かけるときなどは水を飲めるようにすることや、エアコンをつけてあげるなどを心がけてください。
けいれん
けいれんの原因は、てんかんや何かしらの中毒、腎不全、低血糖など様々な要因が考えられます。
けいれんしている時はあわてずに、猫が何分間けいれんしているかを計りましょう。
けいれん中の映像があれば診察したときに役に立ちます。
けいれんの後に、よだれなどが出ていたら優しくガーゼで拭いてあげましょう。
すっかり落ち着いたら病院へ連れて行きましょう。
やけど
やけどをしたときの状態チェック
★毛が焼けている
★皮膚が赤くなって腫れている
★皮膚が剥がれている
全身やけどの場合
水に浸したタオルで全身をくるみ、水をかけて冷やします。
患部の熱が下がらない時は、流水を直接かけるといいでしょう。
ただし、頭に掛からないように注意してください。
部分やけどの場合
直接やけどした部分に触れると皮膚が剥けてしますことがあります。
患部に濡れたタオルを巻き、その上から保冷剤などで冷やします。
※軟膏などを塗ると皮膚が剥がれる可能性がるため、注意しましょう。
まとめ
今回の記事では、定番の応急処置の方法について書きました。
どんな症状でも病院に連れて行くことが重要です。
連れて行く前に飼い主ができる最善の行動を取ってあげてください。
処置方法の一番は飼い主がパニックにならないことです。