猫から人に移る感染症予防のための8つのポイント
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猫から人に移る感染症があることを、猫と暮らすには理解しておくといいでしょう。
猫から移る感染症があるからと言って、接することが危ないわけではありません。
人に移る感染症はそんなに多くはなく、移らないように注意することが大切です。
感染症を防ぐための8つのポイントを理解すれば、移る可能性も少なくなるでしょう。
ポイント1:キスなどスキンシップを止めよう
猫は清潔好きで有名ですが、猫の清潔な体でも共存できる菌がいる可能性があります。
猫とのキスはもちろん、顔を舐めさせたり口移しで食べ物を与えるのは危険です。
猫と食器を共有するなども、感染するリスクを大きくあげることに繋がります。
猫はあくまでペットであることを理解して、『友人』くらいの距離で接することが大切です。
ポイント2:猫と接したら手洗いとうがい
風邪予防の時にもよく耳にしますが、基本的ではありますが感染を防ぐには手洗いとうがいが有効的です。
野良猫や外猫を触った時にはもちろんですが、室内飼いの猫も触ったら必ず手を洗うようにしましょう。
猫のトイレを掃除したときには、たとえ直接触ったわけでなくても必ず手を洗うようにしましょう。
ポイント3:キッチンと猫のトイレを離そう
猫のうんちには病原菌が排泄されることもあります。
トイレに排泄物が放置されることを避け、一日数回はこまめに掃除をしてあげましょう。
猫はキレイ好きでトイレが清潔でなければストレスになるので、清潔にすることはとても大切です。
たとえトイレを清潔に保っても、猫が排泄するトイレと人の食事を作るキッチンが近くにあることはよろしくありません。
また、猫のトイレをキッチンのシンクで洗うのは避けましょう。
ポイント4:部屋をこまめに掃除する
猫のトイレをきれいにすることはもちろんですが、部屋全体をこまめに掃除することも心がけましょう。
猫にノミやダニが見当たらなくても、卵が潜んでいることもあるのでしっかりと掃除をしてください。
猫の毛やフケがアレルギーの原因になるので、アレルギーを防ぐためにも掃除は大切です。
猫がお気に入りでいつも過ごしている場所や猫のベッドなどは特に念入りに掃除をしましょう。
ポイント5:遊びはおもちゃで
猫と遊んでいると興奮して、猫が強く噛んだり引搔いたりすることがあります。
普段から人の手や足で遊ばせていると、遊びの延長戦で引搔いて傷ついてしまうこともあります。
その傷が原因で猫から人に病原菌が移る可能性があります。
猫と遊ぶときは手足にはじゃれさせるのではなく、必ずおもちゃで遊ばせるようにしましょう。
ポイント6:猫も飼い主も健康管理すること
猫から移る感染症は、大抵の場合には飼い主の健康状態がよくないときに感染します。
持病を持っていたり、感染症が掛かるリスクが高い人は、日ごろから健康管理をしましょう。
猫の健康管理も大切で、ワクチンの定期的な接種やノミダニの駆除をして予防をしましょう。
猫も飼い主も定期的な健康診断をすることで、しっかりと健康管理をして感染を防ぎましょう。
ポイント7:定期的な爪切りを
猫の爪に引っかかれることで感染する病気もあります。
特に子猫の場合には、爪が鋭く加減を知らないので引搔き傷がつきやすく深い傷になります。
猫の爪はすぐに伸びるので、こまめに爪を切るようにしましょう。
猫の爪が伸びると雑菌が溜りやすいので、猫の健康のためにも爪切りが必要です。
ポイント8:ノミやお腹の寄生虫を定期的に駆除しよう
外で飼っている場合、ノミダニの駆除を一度行っていたとしても繰り返し感染する可能性が高いです。
寄生虫は成猫の場合あまり症状がでないため軽く見られがちですが、中には人に感染すると深刻な症状になる可能性があります。
猫の感染予防だけではなく、室内飼いの猫も含めて定期的な駆虫をしましょう。
まとめ
人獣共通感染症の予防は、うがい、手洗い、爪切り、寄生虫の駆除などのちょっとした努力で可能です。
猫と一緒に暮らし、ともに健康に過ごすためには小さな努力の積み重ねが必要です。
猫と幸せな生活のためにも、8つのポイントを押さえて予防しましょう。