その子の健康状態は大丈夫?初めての仔猫を選ぶポイント
初めて猫を飼う場合、大抵の方は健康な仔猫を飼いたいですよね(^^♪
猫を飼うのが慣れている人の中には率先して病気の猫を引き取って育てる方もいます。
そのような飼い主さんはプロ中のプロです!
初心者が病弱な子猫を飼うのは、難易度がとても高いです。
仔猫をペットショップで買う場合も、里親で譲りうける場合もチェックをしてみてください。
仔猫はとてもかわいいですよね。
抱っこしたらキュンキュンしてしまいます♡
すぐにでも連れて帰りたい気持ちになってしまいます♡
しかーーーし!!!
猫を探しているときは焦らないことが大切です!!
一度家に帰ってから冷静になるのも必要かも!!
気づかなかったと後悔をしないためにもじっくり選ぶといいでしょう。
チェックポイント10項目
- □ 目ヤニがない
- □ 耳が汚れていない
- □ 口の回りがきれい(よだれがない)
- □ 鼻水が垂れていない
- □ 歩き方に問題ない
- □ 抱っこで重みを感じる
- □ お尻がきれい
- □ 毛並みがきれい
- □ 脱毛していない
- □ 爪・肉球に傷がない
顔回りのチェック
目
目ヤニや充血、涙目は病気のサイン!!
目の周りをよく確認しましょう。
目の傷や感染症が原因の「結膜炎」や「角膜炎」を引き起こしている可能性があります。
ウィルス感染が原因の結膜炎は、免疫力のない仔猫の場合は悪化しやすいです。
放っておいた場合、目がただれてしまいまぶたが癒着し、最悪の場合失明をしてしまいます。
目の前のものを見つめたり、目で追ったりするかを確認しましょう。
耳
耳の中が黒く汚れていないか確認をしましょう。
黒くなっている場合、耳ダニによる外耳炎の可能性も考えられます。
耳垢がたまっていたりニオイがする場合は、そのほかの病気も考えられます。
口
子猫のよだれが多くないかを確認しましょう。
よだれが多い場合は、口内炎や舌炎などの口の中に炎症があることが考えられます。
「猫白血病」や「猫エイズ」などの感染症から口内炎ができることも多いです。
重篤な病気も考えられるのでよくチェックをしましょう。
鼻
猫は鼻が濡れているのが通常の健康な状態なので問題はありません。
鼻水が出ている場合については気を付ける必要があります。
粘り気が強い鼻水は「猫風邪」や「感染症」の症状と言えます。
鼻が乾いているからと言って心配ご無用です。
ただし、もしかしたら不調の兆候なのかもしれません。
風邪をひいて鼻が詰まっているとエサの場所がわからず食べられないことも。
食べられないことで低血糖になってしまう恐れもあります。
体回りのチェック
四肢
手足の肉付きが適度にあるか確認しましょう。
触った時に弾力性があれば問題ありません。
動き回っている姿を確認ましょう。
足を引きずっていませんか?
歩き方に問題はありませんか?
足の付け根ににしこりがないか確認するといいでしょう。
触ったときにしこりがある場合は病気の可能性があります。
体重
健康な猫の場合は、体つきがよく抱き上げたときに重みを感じます。
想像以上に重みを感じるくらいがちょうどいい!!
同じ月齢でも猫種によって体格が違います。
事前に猫種の知識がない場合には、ネットや本で事前調査をしましょう。
おしり
肛門が引き締まっていて汚れていないかを確認しましょう。
お尻の回りが赤くただれている場合には要注意です。
寄生虫が原因の「慢性下痢」であることが考えられます。
おなか
子猫はお腹がポッコリしていることが大切です。
ポッコリしているのではなく過度に張り出している場合には寄生虫や感染症にかかっている場合があります。
子猫のお腹には常にごはんが入っている状態となっているため、食欲不振が考えられます。
低血糖になっている可能性が考えられます。
低血糖は命に関わる危険性があるので注意してください。
毛並
毛づやがよく、脱毛していないのかを確認しましょう。
体をかゆがる様子や脱毛がある場合は、「皮膚炎」などの病気が考えられます。
爪・肉球
爪や肉球に傷がないことを確認しましょう。
肉球の間にかさぶたがある場合は、皮膚真菌症の場合もあります。
免疫力が落ちて抵抗力がない場合に発症している可能性も考えられます。
その他のチェックポイント
・おもちゃに興味を示す
・人を過度に怖がらない(寄ってくるぐらいのほうが懐きやすい)
・撫でられてもこわがらない
・元気な声で鳴くことができる
我が家の場合
2号(メス猫)は里親で譲り受けました。
引き取りに行った環境は劣悪でした。
猫の可愛さのあまりに健康チェックを怠っていました。
譲り受けた時に目の周りが腫れていて目ヤニで目がくっ付いていました。
鳴き声もか細く、今にも息が途切れてしまいそうなほどでした。
もらった直後の車内で異変に気が付きました。
その足ですぐに病院に連れていき一命を取り留めました。
手遅れにならなくて幸運だったとしか言えません。
今ではとても元気です(^^)
まとめ
猫を初めて飼う場合には健康な猫を飼うことをおすすめします。
猫を選ぶときは時間をかけて実際に動く様子や抱っこをしたりして接触することで問題がないかを確認しましょう。
店員やブリーダーに悪い人がいないと思いますが、中には悪徳なショップもあります。
売るために手段を選ばない業者も少なからず存在します。
自分自身で事前に知識を持って健康な猫か確認しましょう。
かわいいからと怠ってしまった場合に、後悔することになるかもしれません。