猫は”むら食い”をする動物!?食べないことを悩む必要はない!!
猫にとって毎日の食事はとても大切です。
当たり前ですが、生きるためのエネルギーは食事から生まれます。
飼い主は猫がキャットフードを残したりすると、どこか具合が悪いの心配になりますよね。
それだけで、猫が病気になってしまったのかもと判断してしまうのは待って!!
病気の可能性もありますが、それは猫特有の"むら食い“かもしれません。
猫の食事回数
市販のキャットフードが年齢に合わせて販売されているように、猫は年齢に合った食事の回数と食事量があります。
生後4~5か月で子猫だった体は、ほぼ成猫と同じサイズになります。
成猫になるまでは、一度の食事で多くの量を食べることができません。
一度に食べられないので、食事の回数を増やすことで補います。
食事の回数で一日に必要な栄養とカロリーを満たす必要があります。
小さいうちは一日3回の食事を用意してあげましょう。
成長とともに1日2回の食事で朝晩に与えることが望ましいです。
「分量がわからない!」というかたは、製品に表示されている目安を参考にして与えるといいでしょう。
猫の食欲促進はニオイが鍵
猫が食べるか食べないかを決めるのは、ずばりニオイです。
人は食事をするときにニオイでおいしそうと思ったりしますよね。
猫も同じで、いいニオイがする食事に誘われて食欲が増します。
食べ残しを長時間放置している場合、おいしそうなニオイが飛んでしまって食べたくありません。
猫がキャットフードを食べ残しているのは、ニオイがなくなってしまっている可能性もあります。
キャットフードのにおいが飛んでしまわないように、工夫をする必要があります。
鮮度も落ちますので、長時間のフードの放置はやめましょう。
缶詰の場合のニオイ対策
缶詰を一回に半分を与え、残りを冷蔵で保存している家庭もあるのではないでしょうか。
冷蔵庫に入れて冷やして取り置きしていると、キャットフードのニオイが弱まってしまいます。
その場合は少し温めてからあげることで、ニオイを復活させることができます。
電子レンジで600Wで10秒くらいを最適です。
猫の体温くらいになるがベスト調理ですよ。
ドライフードの場合のニオイ対策
ドライフードはもともとニオイが缶詰に比べて強くありません。
ドライフードを長時間放置していると、ニオイが飛んでしまい食べなくなります。
あまり長時間の放置は腐敗してしまうので気を付けましょう。
一日たっても食べ残しがある場合は、それを捨てて新しいものを出してあげてください。
むら食いをするのはなぜ?
おとなになった猫は、毎日同じ量を継続的に食べなくなることがあります。
野生時代の名残で、食べられるときにドカッと食べるようにしていました。
食べたり食べなかったりするのは、遺伝子的に習慣付いているのでしょう。
飼い主の心配で猫が不健康になる?
ドライフードを与えて、食べ残しが多くなると飼い主が心配になります。
そんな時は缶詰であれば食いつきがいいので、ついついあげてしまっていませんか??
心配して何とか食べるようにすることが危険かもしれません!
食べることに気を取られすぎて肥満の原因となってしまうことがあります。
猫は本来、自分が食べる量を知ってます。
そのため肥満になることないはずなのですが、近年では肥満猫がちらほらと増えています。
猫のむら食いを心配して、飼い主がなんとか食べてもらおうとした結果で肥満になります。
肥満になってしまったら、病気のリスクが高まります。
そうなると猫にもダイエットが必要となります。(かわいそうですね。。。)
むら食いを見極めよう
いつも猫の食欲がなく残していると感じたら、むら食いが習慣化している可能性があります。
具合が悪くて食欲がない場合には、ほかの症状も何かしら表れることでしょう。
一食ぐらい食べなくても心配することはありませんので、猫の様子を見てあげるといいでしょう。
食べないからと言って、無理に食べさせることは避けましょう。
猫特有の"むら食い"の場合は、放っておいても問題ないでしょう。
もし、気になる場合は専門家である獣医に相談することをおすすめします。
まとめ
猫が"むら食い"をするのは、野生時代からの名残の可能性があります。
具合が悪くなったり、キャットフードが嫌いになったわけではありません。
猫はニオイで食事をします。
飼い主がニオイの管理をしてあげて、食欲を落とさないように工夫してみましょう。
気まぐれに残すのは食欲がないと心配せずに、むら食いをするのは習慣だとおもってください。
かわいそうと缶詰を沢山与えてしまうと、肥満になってしまいます。
肥満は食べないことよりも不健康になってしまい病気のリスクを高めます。
愛猫のためにも、食事の管理をしっかりとしてあげることが大切です。