猫のトイレのしつけのポイントとトレーニングの方法
猫は砂の上でする習慣があり、公園の砂場にうんちが落ちているのを目にしたりします。
本能的に砂の上で用を足すので、砂を敷いていればトイレを覚えさせるのが比較的簡単な動物と言えます。
しっかりとポイントを押さえることで、ちゃんとトイレで排泄してくれるようになるでしょう。
トイレトレーニング
トイレのサイン
猫はトイレに行きたくなると特徴的な行動をしてトイレに行きたいサインを出します。
サインを出すタイミングとしては、腸内が活発に動き出す「寝起き」や「食事の後」に多く見られます。
飼い主が猫の行動をしっかりとみてトイレサインに気づいてあげることが重要です。
<トイレのサイン>
- 床のニオイをくんくんと嗅ぐ
- 回りをキョロキョロして落ち着かない
- しきりに床をひっかく
トイレへ連れて行く
トイレサインが見られたらすぐにトイレに連れて行きましょう。
そっとトイレの砂の上に置きます。
トイレの砂のニオイを嗅いだり、砂を掘るような仕草をしてから排泄をします。
<POINT>
- 猫のトイレ中は距離を取ること
- トイレをしているところをじっと見ない
- トイレを静かで落ち着く場所に設定しておく
排泄が終わったら
猫は用を足したら、排泄物のニオイを嗅いで、砂をかけけます。
うまくできたら「よくできたね」と優しく声をかけてほめてあげましょう。
排泄物はすぐに取り除いてあげてください。
猫はキレイ好きなので、トイレが汚れている場合は用を足してくれなくなります。
もし排泄をした後で、砂をかけなくても心配しないでください。
家の空間に安心していたりすると砂をかけない猫もいます。
もし失敗したら
失敗したからと言って、絶対に叱ったり叩いたりしないでください。
猫がおびえてしまい、更にトイレトレーニングを成功させるのが難しくなってしまいます。
おしっこやうんちをすることが、いけないことだと思ってしまうかもしれません。
トイレトレーニングを失敗しても、めげずに何度もトレーニングをしてください。
失敗の原因は?
トイレが汚い
トイレで排泄しない原因の多くはトイレが汚いことで起こります。
すぐに排泄物を取り除くように心がけましょう。
トイレケースの縁にうんちが残っているのもNG。
トイレトレイ・砂が気に入らない
猫は繊細な生き物で、トイレトレイや砂が気にらないだけでも失敗の原因になります。
違う砂を使用してみたりして、それでもダメな場合はトレイを変えてみるのもありです。
トレーニングが成功した後に、ダメだったトイレが使えるかもしれません。
猫はトイレが複数あることで、猫が用を足したくなくなるほど汚いトイレになる可能性も減ります。
今後のことを考えてもトイレが複数あって困ることはありません。
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置き場所に問題あり
トイレの置き場所は、落ち着く場所でなくてはなりません。
人通りが多い場所や、人目に付くところはあまり好みません。
部屋の隅などの落ち着ける場所に設置して、トイレを安心できる場所にしてあげてください。
トイレの数が足らない
多頭飼いをした場合に、トイレの数は頭数+1をおすすめします。
別の猫の排泄物のが残っていることで、そのトイレを使用しなくなります。
ほかの猫の排泄物のニオイが残っていることよりも、排泄物が見えていることのほうがトイレを遠ざけます。
特にうんちよりもおしっこが残っているほうがトイレを避ける傾向があります。
違う場所をトイレと認識している
猫が違うところで粗相をしてしまっているようでしたら、そこがトイレと勘違いをしているのかもしれません。
その場所に、猫の消臭スプレーかけてニオイを消してあげましょう。
病気の可能性も
膀胱炎や尿路結石でおしっこができない可能性があります。
すぐに病院に連れて行ってあげましょう。
まとめ
トイレトレーニングを成功させるには、トイレのサインを見極めてトイレに連れて行ってあげることです。
砂の上であれば、問題なく用を足して覚えてくれるようになるでしょう。
トイレを覚えさせるのに失敗するようであれば、その問題を解明し取り除いてあげてください。