【緊急災害時に備えておこう】猫は災害時どんな行動をとるの?
災害が起こった時に、猫はどんな行動を取るのでしょうか。
猫の行動を理解して、災害が起きたときに慌てないようにしましょう。
飼い主が事前に用意しておくものを、チェックリストで確認しておきましょう。
災害が起きたときの猫の行動
猫は「家につく」というように、家自体が猫のなわばりになります。
犬の場合は、家ではなく「人につく」動物で飼い主のそばにいることで満足します。
猫は犬に比べると、家に依存するのでなわばりに固執します。
猫の性質上、災害が起こった時には、なかなかなわばりから離れたがりません。
カミナリ・台風の場合
カミナリの場合大きな音に驚いたり、台風であれば風の音が気になります。
物陰に入り込み、静まるまで小さくなって隠れる行動を取ります。
飼い主が呼んでも、餌やおやつで誘っても、自分が納得するまでは出てきません。
火事の場合
火事が起きると猫は、ニャァニャァと鳴きつづけます。
この鳴き声のおかげで、火事が起きたことにいち早く気づくことができて、飼い主が九死に一生を得たなんて話もあります。
外に出たことがある猫であれば、外に逃げて物陰に隠れることがあります。
室内飼いの猫の場合は、自分から逃げることはないので、必ず飼い主が一緒に連れて行ってあげなければなりません。
地震の場合
地震が起きても震度によって猫の行動は異なります。
短めの軽い地震の場合は、その場で警戒してじっと揺れが収まるまで動かないでしょう。
長く大きい地震の場合は、物陰に逃げ込んでじっとして小さく丸まって動かなくなるでしょう。
津波の場合
急速に接近する大きな津波の場合には、ほとんどの場合助かることは難しいでしょう。
猫は何か危険を察知したときには、物陰に隠れるため逃げ遅れてしまいます。
稀に危険を察知して、なわばりを捨てて高台に逃げる猫もいます。
猫は地震や火事を予知できる?
猫は地震が起きる直前にソワソワしだすという話を、どこかで聞いたことがあるかもしれません。
地震や津波が起きてから、地鳴りを感じ取ることは可能です。
猫が察知したからと言っても、すぐに逃げるといった行動には結びつきません。
火事の場合には、燃えたニオイや煙などを嗅覚で察知します。
普段から嗅いだことがないニオイがするので、落ち着かなくなり騒ぎ出します。
地震にしても火事にしても、真の意味では予知しているわけではなく、人より気づくのが少し早いだけです。
猫が災害から避難するとき
前述にもあるように、猫は災害時に自分から避難することはあまりありません。
災害が起きたときには、飼い主が猫を連れて逃げる必要があります。
音で合図したり、名前を読んだらすぐにキャリーバッグや猫用の移動ケージに入るように日ごろから避難訓練をしておく必要があります。
猫が入りやすいように、普段からキャリーバッグなど猫の居場所にして慣れさせておきましょう。
避難する場所がペット同伴が可能かどうか問題がありますが、ケージやキャリーに入れることである程度解決することができます。
災害に備えるもの
<チェックリスト>
- □ ケージ、キャリーバッグ(捕まえるための選択ネットがあると尚可)
- □ マイクロチップ(獣医に相談して装着することをおすすめします)
- □ 飼い主の名前や連絡先を書いた迷子札
- □ 首輪とハーネス
- □ フード(最低三日分)
- □ 水(最低2リットル)
- □ 水飲み器(スポイトがあるといい)
- □ 猫の写真数枚(迷子対策)
- □ トイレの砂(ニオイがついてるもの)
- □ ペットシーツ
- □ タオル
- □ 毛布など(ニオイがついているもの)
- □ お気に入りのおもちゃ
- □ お気に入りのおやつ
- □ 段ボール(簡易的な猫の避難部屋のため)
災害後に猫の行動が変わったら
災害で不安なことが起きてストレスを感じた場合に、普段とは違う行動を取るようになることがあります。
やたらと甘えてくるようになったら、いっぱい甘えさせてあげてください。
狭いところに隠れるようになったら、災害が過ぎ去ったんだと猫が理解するまで放っておきましょう。
あちらこちらに粗相をするようになったら、不安から起こる行動なので飼い主も気にしなようにして一緒にいてあげましょう。
猫の行動変化は不安から来るものが大半なので、猫の気持ちに寄り添ってあげるといいでしょう。
まとめ
災害はいつ起きるのか予測することは難しいので、備えておくことに越したことはありません。
猫を飼っている以上責任があり、飼い主が準備しておかなければいけません。
猫の行動を理解して、いつなにが起きても大丈夫な用に災害に備えましょう。