猫の感情が読み取れる!?8種類の鳴き声でわかる気持ち!
鳴き声はそんなに種類がなく、人間の言葉のように複雑ではありません。
猫が鳴くときは、親しい相手に向かって鳴く声と、嫌いな相手(敵)に向かってなく威嚇し遠ざけようとする鳴き声に大別できます。
猫が人に向かって鳴くときは、何かしらの不満や要求があり対処してほしいときです。
鳴き声を聞いて、猫が何を要求しているかを読み取ってあげてください。
①ニャーオ=ねぇねぇ、やってよ~
猫と言えばこの鳴き声が定番ではないでしょうか。
もともとは子猫の鳴き声で、飼い主との関わりでさまざまな意味を持つようになりました。
飼い主のことを母猫と思い「ご飯がほしいよ~」「あそぼうよ~」などと甘えておねだりするときに鳴く声です。
高い声で鳴いたり、長く伸ばして鳴いたりいろいろなバリエーションで要求してくるでしょう。
何を訴えているのかは、その時々で変わるので仕草や態度で要求を汲み取ってあげてください。
②ニャッ=やぁ!
軽く挨拶のように、猫が鳴いて来るときの鳴き声です。
もともと猫はあいさつはしないので、人間との暮らしの中で気を引くために鳴くようになったのでしょう。
『ニャッ』という鳴き方は、人間で言う『やぁ』『よっ』といった、親しい相手に対しての軽いあいさつです。
飼い主や親しい猫に対して、『ニャッ』とあいさつをするでしょう。
飼い主も名前を呼んで挨拶を返してあげましょう。
③ゴロゴロ=気持ちいよ~
猫は機嫌がいいときに、喉を『ゴロゴロ』と鳴らします。
子猫の時の母親のお乳を飲みながら、母猫に『元気だよ』と知らせるサインです。
大きくなってもその名残で、気分がいいときやおねだりをしたいときに喉を鳴らします。
ただし、猫は具合が悪いときも喉を鳴らすこともありますので注意してください。
喉を鳴らすことは、飼い主を安心させようとしているのかもしれません。
④ミャ~オ~=やんのか、コラー
猫同士がにらみ合い、ケンカが始まる直前に相手を威嚇する時に聞ける鳴きます。
唸るような長い鳴き声で、低くなったり高くなったりとしながら緊張感がある鳴き声です。
これからケンカが始まるので、勢いをつけるために威嚇をしているのでしょう。
いざケンカが始まると、この鳴き方だけではなく甲高く鋭い声で鳴きます。
⑤ナーオ=なんだかソワソワする~
猫はオスもメスも発情期を迎えると落ち着きがなくソワソワし、大きな声で鳴きながら相手を探します。
この鳴き方は異性を探すときにアピールをしたり、オス同士では縄張り争いの相手をけん制しているときに見られます。
どこからか漂ってきた異性のフェロモンに反応したときに『ナーオ』と繰り返し鳴きます。
猫は聴覚がいいので、この鳴き方でオスが鳴いているのか、メスが鳴いているのか判断ができるようです。
⑥ケケケケケ=捕まえたいよー!!!
『ケケケケケ』であったり、『キャキャキャキャキャ』などの甲高い声で鳴きます。
普段はあまりこの声で鳴かないので、不思議な声に聞こえるかもしれません。
この声で鳴くときは、たいてい窓の外をじっと見ているでしょう。
窓の外にいる虫や小鳥を見つけて捕まえたいけど、捕まえに行けないジレンマから変わった声で鳴くようです。
猫の中には、遊んでいる途中でおもちゃを片づけたりするとこの声で鳴くこともあります。
⑦ギャアア!!!=やめてー!!!
猫同士がケンカをしていたり、飼い主がシッポを踏んでしまったり、激しい苦痛を感じたときに断末魔のように叫びます。
大声で鳴くことで、相手に『やめてー!!』『痛いよー!!』と訴えます。
大きく鋭い声で鳴くので、飼い主は耳をふさぎたくなってしまうでしょう。
ちなみに、交尾が終わったメス猫もこの叫び声のような鳴き声で鳴きます。
⑧シャー!!=あっちいけよ!!
猫が威嚇をして相手を遠ざけようとするときに『シャー』と鳴きます。
相手をけん制するために強く鳴いているように見えますが、実際は弱気なときにはったりをかましている場合もあります。
猫が相手に向かって堂々としていたり、前傾姿勢であったりする場合は強気の『シャー』です。
対象物に対して腰が引けていたり、耳が倒れている場合には実はビビりながらはったりの『シャー』です。
同じ『シャー』でも猫の姿勢や表情を見ることで、猫の内にある気持ちが読み取れるでしょう。
まとめ
紹介した猫の鳴き方は8種類ですが、これだけで猫の気持ちを判断することは正直難しいです。
鳴き声少ないからこそ、同じ鳴き声でも状況によっては意味が異なります。
微妙な意味の違いは、鳴いた時の表情とボディランゲージで判断しましょう。
猫の鳴き方から、少しでも猫の気持ちをくみ取ってあげてください。