子猫のかかりやすい病気とこまめな健康チェック
子猫を迎え入れたら日々健康チェックをしてあげましょう。
成猫に比べて子猫は病気にかかりやすいです。衛生管理と温度調節に気を付けましょう。
子猫はウィルスに感染すると死に至ることもあります。
こまめな健康チェックがとても大切です。
生活環境と健康チェック
過ごしやすい環境を整える
子猫は母猫の温もりを感じながら成長します。
体温調節をすることはとても大切です。
母猫から離れて育つ子猫も母親の温もりと同じ温度のベッドが必要です。
低体温にならないためにも子猫のベッドは38℃が適温です。
小動物用の暖房器具を使うと適温に保つことができます。
暖房器具がない場合には、ペットボトルにお湯を用意してあげましょう。
直接だと熱いのでペットボトルをタオルでくるんであげるといいでしょう。
こまめな健康チェック
子猫の体重、尿、便は毎日チェックしましょう。
子猫の体重は毎日増加します。
体重を毎日記録してあげると良いでしょう。
体重が増加しない日がある場合は危険です。
食事に問題があるか病気の疑いが考えられます。
子猫はうんちを一日2~3回排泄します。
中には便が一日二日でない子もいます。
食欲が落ちなければ基本的に心配はありません。
具合悪そうな雰囲気があれば獣医さんに相談しましょう。
子猫は1日に4~5回程度排尿をこまめにします。
回数が少ない場合には水の飲む量が少ない可能性があります。
1時間に数回行く場合も注意が必要です。
ワクチンの重要性
生後2ヵ月になったらワクチン接種
ワクチンを接種することは大切です。
免疫抗体を作り、病気にかかりにくくなります。
生まれたての猫は母猫の母乳から抗体をもらっています。
生後2~3か月になると母乳の効果がなくなります。
生後2か月になったら一回目のワクチンを打ちましょう。
一回目のワクチンの3~4週間後に二回目のワクチンを接種します。
子猫を危険なウィルスから守ってあげてください。
1歳になってからは年1回のワクチン接種を心掛けてください。
危険なウィルスから猫を守ってあげましょう。
ワクチンの種類
三種混合ワクチンはすべての猫に接種することをお勧めします。
三種以上の場合は、猫の生活環境によって選択するといいでしょう。
室内飼いの場合は、三種混合で十分です。
ワクチンを打った後に稀にアレルギー反応や発熱が起こります。
接種するときは余裕をもって午前中に病院に掛かることをおすすめします。
もしもの時に午後に連れていかれるようにするといいでしょう。
子猫のかかりやすい病気
下痢
子猫は、体が出来上がっていないためよく下痢をします。
下痢の時に元気がなかったり、食欲がなかったり嘔吐があれば心配です。
感染症も考えられるので早急に病院へ連れて行きましょう。
元気で食欲もあるのに下痢をするときもあります。
そんな時は消化不良や食べ過ぎの可能性が考えられます。
消化不良の原因になりやすいのが牛乳です。
猫は牛乳に含まれている乳糖を分解できません。
人間が飲むの牛乳ではなく猫用のミルクをあげましょう。
食べ過ぎないように体重に応じた適切な食事量を与えてあげることも大切です。
フードが傷んでいる場合も下痢の原因になります。
開封後はなるべくはやく食べるようにしましょう。
子猫衰弱症候群
生まれてすぐに死亡してしまう猫を総称して、『子猫衰弱症候群』といいます。
急激に体調が悪化して死に至ります。
治療が間に合わないこともしばしばあります。
体力のない子猫は低体温、低体重、低血糖で死んでしまいます。
どれもが食べることにつながっています。
食べないことが子猫の体力を奪います。
食欲が落ちないように管理しましょう。
少しでも異変が見られた場合には、すぐに病院に連れて行きましょう。
免疫性の溶血症
母猫の母乳に含まれる抗体が子猫の赤血球を破壊する病気です。
不適切な組み合わせで交配した場合におこります。
対策としては、母親から引き離して母乳を与えないことです。
感染症
子猫が歩くようになり、行動範囲が広くなると感染症が心配になります。
ウィルス、細菌、寄生虫に感染する機会が増えるからです。
まぶたが目やにでくっついてしまった子猫を多く見かけます。
それは、感染症が原因です、
目やにがでてしまっている状態を放っておくと危険です。
まぶたが癒着して失明することもあります。
子猫は抵抗力がありません。
どんな感染症でも命に関わります。
感染症の予防としては、清潔な環境が一番です。
適切な時期のワクチンも大切です。
正しい時期にワクチンを接種しましょう。
まとめ
子猫は体力がなく病気にかかるリスクが高いといえます。
感染症にかかるだけで生命に危険が及びます。
生活環境を整えてあげましょう。
健康に大きく育てるために、こまめに健康のチェックをしてあげましょう。