ココを見れば猫の感情表現がわかる

猫は表現が豊かで、実は飼い主にアピールをしているのかもしれません。

猫の表情やボディランゲージを見て飼い主が感情を読み取ってあげましょう。

瞳孔で気持ちの上がり下がりがわかる?

目は口ほどにものを言う」ということわざあがあるように、猫も心に連動して目(瞳孔)に表れます。

喜びや期待、楽しいなどのポジティブな感情のときも、恐怖や警戒などのネガティブな感情のときも瞬間的に瞳孔が変化します。

もちろん瞳孔は周りの明るさによって変化しますが、それとは別に感情が表れるときも大きくなったり小さくなったり変化します。

ひげは飾りじゃない!

顔の表情を読み取ることで外せないのが、ひげの動きです。

ひげは顔の皮下にある表情筋で動いて、猫の表情を作り表現しています。

表情筋が動くことで、ひげが張ったり、垂れたり、反ったりします。

笑ったり怒ったりしているときもひげが動くので、ひげがどのような形になっているのか気にしてあげると気持ちがわかります。

耳の動きも感情を表現している

当たり前ですが、耳の役割は物音を聞き分けることです。

獲物の出す音や警戒すべき音、飼い主や母猫の声を細かく耳を動かして周りの音を聞き分けています。

猫の耳は筋肉が多くあり、右と左で別々に動かすことができます。

この耳の動きで怒りや恐怖などの気分も表します。

本来の動きは大事な耳を守るためのものでしたが、耳を後方へ伏せる威嚇や横へ伏せる恐怖を表すように発展しました。

猫の気持ちがすぐ心変わりするのは情緒不安定だから?

猫の心はすぐに変わり、表情もそれに伴いころころと変わります。

くつろいでいたかと思うと、すぐに走り出したりするのは情緒不安定なわけではありません。

野生時代の猫は誰にも頼ることなく孤独で過ごしていたため、瞬時にその状況に対応することが必要でした。

いじめられたり、ケンカをして無駄なけがを防ぐために、猫は社会性を発達させてきました。

猫の心変わりは、気持ちが不安定なのではなく野生時代の名残なのです。

悲しい、寂しいの感情は人と違う

猫は人間の同じように喜怒哀楽の気持ちがあります。

猫には悲しいや寂しいという感情は人と異なっており、悲しがったり寂しがるのは欲求的感情になります。

そもそも猫は孤独で生活をするため、悲しいや寂しいという感情はあまりありません。

人に飼われるようになり、「幼仔化」が進み、欲求する感情を表現するので悲しい表情に見えるのかもしれません。

流れるような反応を見逃さないで

猫は顔つき、シッポ、鳴き声などを組み合わせて全身で気分を表現します。

猫は音やニオイに敏感に反応するために、気分が一瞬一瞬で変化します。

気分が変化したときの反応する順番は、耳⇒目の順で表れます。

音が発生した方向を耳でとらえて、目でじっと見つめて確認します。

目で確認しているときは体を硬直させて、いつでも逃げたり攻撃できるようにしながら瞳孔を広げて警戒しています。

流れるような反応なので、飼い主がわかるにはかなり注意深く観察する必要があります。

家猫はあまり驚かない?

普段から嗅いでいるニオイや物音などには警戒心が薄くなります。

おやつやおもちゃで期待しているときは、警戒すべき音やニオイではないのでいつも通りに過ごします。

いつも変わらす同じような音やニオイがある家で飼われている猫は、驚くことが少なくなっていくでしょう。

耳や鼻で状況を察知しているため、突然起こる物音や突然現れるキュウリに対しては漫画のように飛び上がって非常に驚くでしょう。

まとめ

猫の表情を読み取るには瞳孔、ひげ、耳の動きを読み取るのがとても大切です。

猫の気分がころころ変わるのは、情緒不安定だったり飽きっぽいからではなく野生の名残です。

猫の気持ちの変化は流れるように変わるのでしっかりと観察していないと少しわかりにくいです。

普段から猫の表情を気にしていると、気持ちが手に取るようにわかるときが来るかもしれません。

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