猫はなにを思っているの?不思議な行動には理由がある
猫は飼い主が理解できない不思議な行動を取ります。
猫の不思議な行動には意味があり、その意味を知ることで猫の気持ちを少し理解できるかもしれません。
猫が段ボールに入りたがるのは
紙袋、ビニール袋、戸棚の隙間、段ボールなどがあると猫はすぐにもぐりこみます。
猫は入れそうなところに一回は入ってみないと気が済まないのです。
起源は、野生時代の猫が木の穴や茂みなどが、身を隠せて安心できる場所であったからと言われています。
自然界で生きている猫にとってはいつ敵がやってくるかわからないので、いつでも隠れるようなところを用意しておきます。
段ボールなどに潜るのは、本能的に安全と快適さを調べて、いざというときの逃げ込む場所を探しているのです。
なぜ高いところが好きなのか
高いところの方が、優位に立てるので猫は強気でいられます。
高いところは広い範囲を見渡すことができ、安心に繋がり強気でいられるため好きなのです。
猫は登ることはとても得意ですが、下りるのは少し苦手です。
猫の爪は登るのには便利ですが、下りるのには不都合です。
高いところが好きなのですが、木に登って降りられなくなることもしばしばあります。
叱っているときに目を逸らす
人間は親子や兄弟、恋人同士はじっと目を見つめ合うこともあるでしょう。
猫も同じで、飼い主のように親しい仲であればじっと目を見つめ親愛の表情を見せるでしょう。
叱りながら目をじっと見つめるのは、愛情表現とは取らず「にらんでいる」と取られるでしょう。
目を見つめることは、ポジティブな効果とネガティブな効果の両面を兼ね備えています。
猫は飼い主の視線にプレッシャーを感じて目を逸らしてしまうのです。
目を逸らさない猫もいますが、面倒なだけで目を閉じて回避をするでしょう。
目を逸らすのは叱られているのが分っている証拠で、「それ以上睨まないで」の気持ちの表れです。
猫がスリスリしてくるのは
猫が飼い主の足や家具の角に体をこすりつけるのはニオイをつけているのです。
猫の頬、首の後ろ、あご、口の周りにはニオイを出す腺があり、ニオイをつけるために体を擦りつけます。
猫は安心できる場所にいるときにスリスリをしてきて、「安心できる場所」を維持しようとします。
この「安心できる場所」こそが、猫にとっての縄張りなのです。、
猫は、縄張りを作ろうと意識をしていたる所へニオイを擦りつけているわけではありません。
ただ単に猫はむずがゆさの解消のため、人の足だろうが家具だろうが擦り付けて満足感を得ようとしています。
飼い主の足に猫がスリスリしてくるのは「自分のもの」という独占欲からと聞きます。
しかし、実はそうではなく縄張りに違うニオイがあると安心できないかいらです。
トイレの後に砂がないところでかく
猫は野生時代の名残で、敵にばれないように排泄物を隠す習性があります。
猫の気持ちは「埋めなくては!」と意識をして排泄物を埋めているわけではなく、「なんとなく」やっているに近いでしょう。
本能でやっているので、やらないと「すっきりしない」という気持ちもあるかもしれません。
排泄物が埋まろうが埋まるまいが、とにかく砂をかくようなしぐさをすればそれで満足します。
お腹を見せて転がる意味は
飼い主に向かって、自分からごろんと転がってお腹を見せるのは遊びに誘っているサインです。
前足を使って「カモン!カモン!」というしぐさをすることもあります。
飼い主が撫でている途中でお腹を見せるときは意味が異なり、撫でていることに対して拒否をしています。
同じお腹を見せるポーズであっても、シチュエーションで異なった意味を持つので覚えておきましょう。
本を読んでいるとき邪魔してくるのは
「何してるか気になっている」や「邪魔しよう」と思っているわけではありません。
猫は字を読むことができないので、飼い主が本を読んでいるとは思いません。
飼い主が本を読んでいる姿は、猫にとって飼い主が動かなくなってしまったと思います。
飼い主が眠りにかかってしまっているように感じているのかもしれません。
そのため、猫も一緒に寝ようと近づいてきて人の前でごろんとなるのでしょう。
猫が何もないところをジーとみているとき
猫には、人間に見えないものでも見えているのでしょうか。
暗闇をジーと見つめて、目で何か追うように見つめているときがあります。
飼い主が同じ方向を確かめても何も見えません。
猫だけに見える存在があるのかも知れませんが、それは怖い存在ではないでしょう。
猫は光が少しうごいただけでも反応しますので、人間をは違う感性を持っていうのかもしれません。
猫が目で追っているのは、決して怖いものではないと信じましょう。
まとめ
猫がするしぐさやポーズにはいみがあり、飼い主が理解してあげることで猫の気持ちが少しでもわかるようになります。
基本的な猫の行動は、猫が野生時代に過ごしていた名残が多いです。
猫は本能のままに生活しているので面白い一面に会えるかもしれません。
行動の観察して、猫の気持ちを理解し絆を更に深めるのに役立ててみてください。